自動車整備部
文化系2015年04月02日
3年生追い出しレース
長く延期になっていた『追い出しレース』をやっと行うことができました。
持ち込んだ車両は卒業生チーム3台と新3年生の1台で、2月の府中EV&ゼロハンカーレース以来の走行です。
フリー走行の後、予選は1台ずつ3周のタイム計測を行いました。
ここでトップタイムは、全日本高等学校ゼロハンカーレース、府中EV&ゼロハンカーレースでラップ賞のN君が堂々の1位通過。
2位は実力を付けた新3年生のK君。3位は元部長のO君(今回、車両トラブルを抱えています)、4位は府中で総合優勝をしたU君(前のレースでエンジン部品が破損し、本来のパワーが出ていません)でした。
それぞれ、車両状態は良くないものの、タイム差は僅差です。また、彼らの実力では抜きつ抜かれつは、ないだろうと思い、予選の着順で組み合わせをして2台で追走を行い、10周走った時のタイム差で決勝レースを行うこととしました。
ところがO君の車両がトラブル(点火系)で修理しなければ走れない状態となってしまいました。
「もう、リタイヤか?」 という問いかけに、
「あきらめません」 さすが元部長。府中のレースでベストドライバー賞は伊達じゃありません。
O君車の修理と、無くなったガソリンを待つ間、卒業生が在校生にゼロハンカーのドライビングをレクチャーしていました。
「エンジンがバ、バ、バってなったら、シフトをあげて」
「クラッチがシューってなったら止まって」
擬音ばかりで伝わっているのかどうなのか?
しかし、ぎこちない運転が、あっという間に上達していきました。
また、カメラマンとしてY君がこだわりの撮影をしてくれました。
そしてレース再開、O君(元部長「ベストドライバー賞」) VS U君(元副部長「府中レース総合優勝」)のバトルです。
流石にこの二人、何周しても差が出ません。O君が追走の時、激しくプッシュしていますがU君も負けてはいない。このまま終わるかと思いきや、U君のステアリングトラブルで勝負あり。
最速のN君は教習所の時間が迫ってきたので、残念ながらここまで。
決勝は元部長O君 VS 新エースK君です。
このレースも、お互い一歩も譲らずデッドヒート。差が開きません。
部員の世代交代を感じながら、勝負がつかず、ヒートを重ね、最後はお互いの車両が壊れ「引き分け」となりました。
その後、在校生やメカニックもゼロハンカーの運転を楽しみ、日没のため「追い出しレース」終了となりました。
こうしてみると、卒業生の過ごした3年間もあっという間だったと感じます。それぞれが自分の持ち味を生かして、成長してくれました。
在校生諸君、この先輩たちに負けないように、今シーズン頑張りましょう!