厳しかった冬、寒かった冬、肌を刺す風、チラつく雪、長く暗い夜、暖かくなったかと思っているとまた冷たい雨、そんな冬を耐え、やっと春がきました。我々は、家で暖をとり、風呂に入り、服を重ねる事が出来ますが、木はできません。愚痴すら言いません。3月になり、蕾が段々と膨らみ、パンパンになり、少し開き、ようやく満開になりました！ 毎年見る光景ですが、見事な桜並木となりました。いつも、入学式の頃には散っていますか、今年は新入生に見てもらえるまで咲くのを我慢してくれたのでしょうか…。選手達は、気付いてくれるでしょうか、我慢するから花が咲く事を。花が咲くのは、花によって時期が違う事を。過剰な水や肥料は、花を駄目にする事を。根が腐ると花は咲かない事を。花が散ってから実がつく事を。自然から学び感じる大切さ…桜以外に、チューリップなども満開。保護者の方が花壇を手入れしてくれてます。最初は、殺風景なグラウンドに花を植えると綺麗かなぁと思ってましたが、最近は選手の五感六感を刺激したいからです。全く、花に気が付いていない選手もいますから…それじゃ、伸びません。明日、地区予選の最終戦。花は咲くでしょうか…。