2024.10.16硬式野球
ちびっこ野球教室
笠岡のロータリークラブからの依頼で野球教室を実施。引き受けるにあたって、お願いしたのは一つだけ。野球やってない子を集めて欲しいと伝えました。最近、色々とプロ野球選手や高校や社会人野球などが、野球の普及ということで野球教室をしています。しかし、そのほとんどが少年野球にたいしてのものです。普及するなら、野球やってない子じゃないと意味ないですよね~。
ってずっと思っていました。当日は、ドラフト候補の三年生達や社会人野球の大阪ガスで活躍する小松も、たまたまグラウンドに来たので手伝ってくれました。内容は、体の動かし方遊び、マット運動、壁当て、Tスタンド、鬼にボールの投げつけ・・・最後に、高校生と特別ルールで試合でした。技術的には、一言も教えません。教えちゃいけないんです。遊びの中で、勝手にできるようにするんです。名前を聞いてませんでしたが、ヤクルト!と呼んでた少年、上手かったなぁ。独学でやってるそうです。もう少し、大きくなったらチームに入るんでしょう。野球が好きなまま成長してほしいですねー!
終わった後は、ロータリーの方々が焼きそばとかき氷を作ってくれました。食べながら、何人かの子供やお母さん達と話もできました。
一つ気になったのは、本部席の上にロイヤルボックスと勝手に呼んでいるウッドデッキ調の屋上があって、そこには梯子→手作りの橋を渡らないと行けません。ちょっとした秘密基地。子供が喜ぶと思って連れていきましたが、みんな「怖いよ~」・・・子供はトムソーヤの冒険なんかに憧れて秘密基地をつくるもの。おそらく、大人が「危ないからダメ、やっちゃダメ」なーんて言い過ぎたのではないでしょうか?と、来ていた保護者の方々にも伝えました。転ばぬ先の杖・・・子供の安全とか言いながら、それが子供の好奇心を奪ってたら…どうします? 何にもチャレンジしない子供になりますよ、興味関心がなくなりますよ。
ウチの選手に、ある質問をしました。「できません」即答。別の質問すると「やったことないんで、無理です」・・・終了です。生まれた時に、歩けましたか?ごはん自分で食べましたか? 自分で服着ましたか? 全てやったことが無いんです。だからやるんです。上記のような返答をした選手。このままじゃ、伸びません。人間としての、好奇心がなくなってますから。だから、テニスボール立てたり、地道に先入観をぶっ壊していきます。Impossible is Nothing! 赴任時、入部数3人から甲子園ベスト8!なんだって可能です。もっといきます!タンザニアから歩いて、地球の隅々にまで移り住んでいったグレートジャーニーの遺伝子が残っているはず!