先日、カルロス・ゴーン会長が水島の三菱自動車を訪問されました。ゴーン会長は、日産自動車を再建した凄腕経営者ですが、その反面コストカッターとして厳しい方だと思ってました。日産自動車の野球部を廃部など、野球人としては、あまり良い印象はありませんでした。今年の1月に日経新聞の私の履歴書というコラムに1カ月間、ゴーン会長の半生が出てました。多様な世界観を持ったバックグラウンドで、相手を受け入れる心と変えられない経営哲学など非常に面白い方だと思いました。特に気になったのが、日産再建計画でした。
①会社の再生…日産リバイバルプラン
②再生完了〜一歩前へ…日産180
③更なる発展と価値創造…日産バリューアップ
④成長・信頼…日産GT2012
でした。こうやって中長期の目標を持って再建したこと、そこの社員の自らの手でやっていったこと、その力を引き出した手腕に興味が湧きました。
山陽野球部で言えば
①チーム再生…2006年の入部者3人の時期からヤンチャな今井世代まででしょうか。
②チーム再生完了…寮を廃止し、プロ野球選手が出た藤井皓哉から元気の良かった樋口世代。関西にあと一歩までいきました。県大会には連続出場できるようになりました。
③更なる発展と価値創造…昨年の春・優勝、夏ベスト4、一年生大会優秀校から現在なのではないでしょうか。④は、まだ先です。
先日、池田高校と西条高校と練習試合をしました。自分が小学生から中学生に見た池田高校のユニフォームに興奮しました。西条も甲子園優勝したこともある超伝統校。
そのユニフォームを見た時に④を感じました。だから、勝たなくてはいけないのです。良いチームになりました。そこそこ強くもなりました。でも、やはり甲子園未出場高校には④がないのです。新しい扉を開くためにも勝ちます。
先日、雑誌ホームランにチームを特集して頂きました。これは、この前卒業した三年生達からのプレゼントだと思います。だから、現役世代は、その恩を次の世代に返すためにも夏 勝ちます!