おかやま山陽高等学校 | Okayama Sanyo High School

2024.12.29硬式野球

冬連

高校野球児なら、誰もが苦い記憶の冬連。辛い、厳しい、寒い…。どの学校でも、追い込んでいることでしょう!練習終わりが早いので古いOBが来ると驚きますが、グランド環境・道具の数が整い、負荷を高めて、時間は短くできます。ただ、いつも何か数値目標にする冬連…考えるのが大変。毎年同じでは飽きます。一昨年は、90m走を100本。昨年は111本。マンネリになって来たので、今年はウエイトと綱上り、雲梯、砂浜ダッシュです。ネット記事で、ウエイトのBIG3(ベンチ・スクワット・デッドリフト)の合計が500㎏でNPBレベルの筋力だとみました。高校生には厳しい数字ですので、そこにハイクリーンを追加して計測してもらいました。予想以上に個人差が大きかったので、相撲の番付のように分けました。数字を出すことで、自主練でもウエイトに取り組む選手が増えました。また栄養にも興味を持ってくれたようです。そんな時に、ソフトバンク育成10位の漁府が自主トレに来るようになりました。183㎝100㎏、丸太のような腕で箱打撃(ロングティーのようなもの)をすると、バットに当たればほとんどフェンスオーバー、しっかり当たるとレフトの土手の一番上までいきます。先月の有本の背中、漁府の腕を生で見て、トレーニングにも熱が入ります。DeNAに指名された田内もビックリ。高校生は、愕然としていました。練習の合間には、いろんな選手が漁府先輩に質問攻め「何を食べたんですか?」「どんなトレーニングしたんですか?」などなど。普段の学校の授業で点数がでない2年生も必死に聞いていました。こうやって他の教科も取り組めば、成績あがるのに(笑)。でも、これが本当に学ぶだと思うんです。自分意志で、知りたいことを調べる。見ていて感動しました。何でもかんでも、スマホで情報を入れたがる世の中で、アナログです。こっちの方が身に付くと思います。グラウンドには、漁府と田内。二人のプロ野球選手が一緒に練習してくれます。そこに、大学ジャパン候補の大槇。2年後ドラフトされると思われる捕手の土井。それぞれ違ったポジションの凄い人が来てくれるので、羨ましい、贅沢な冬連になっています。

しかも、漁府が凄いのは、毎回中古道具を持ってきてくれます。お前の家に何個グローブあるんやーと言うと、大学の寮を出る時に、同級生や後輩に声をかけてもらってきたそうです。😭 ほんま、いい奴です!

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