年末年始、たくさんのOBが来てくれました。マネージャーOBの戸部も東京から帰省して顔を出してくれました。あまりにも大人になってて、最初気付けませんでしたが…。108祭では、OB達がポイントを稼げない後輩達の中に入って助けてくれました。年も明けて、小松や岡田が練習に来てくれました。小松は投手陣にアドバイスをくれたり、プルペンで投げるところを見せてくれました。そんな小松に、藤井皓哉がアドバイス、その2人のオタクのような会話に高校生は耳をダンボにして聞いてました。まさに、目で聞いてました。岡田は、右投げ左打ちなので、右投げ左打ちの選手を中心に打撃のワンポイントレッスンをしてくれました。私が右右なんで、一番難しいのが右投げ左打ち。助かりました。話を聞いていると、大学野球の球速や変化球に苦労して、慣れるまでの工夫。木製バットで飛ばすためにもがき苦しみ、コツを掴んだ喜びと自信が伝わってきました。遠間から見てて、「守破離」の「破」やなぁと、ニヤニヤしてました。皓哉は「離」で、「破」の小松と話してるのも、見てて楽しかったです。
守破離は、茶道から生まれた言葉で、
「守」は、師や流派の教え、型、技を忠実に守り、確実に身につける段階。「破」は、他の師や流派の教えについても考え、良いものを取り入れ、心技を発展させる段階。
「離」は、一つの流派から離れ、独自の新しいものを生み出し確立させる段階
小松は、球速が入学時119キロ→三年生夏で142キロ→今148キロ。岡田は、体重が高校入学時54キロ→高校三年生65キロ→今80キロ。2人とも、普通の中学生でした。コツコツやって、やり続けて社会人野球まで辿り着きました。まだまだ頑張ってプロ野球選手になって欲しいですねー。先日、テレビを見ていると女優の米倉涼子さんが 夢を持ってやろうとする人100人。それに向かってやる人10人。やり続ける人1人って言ってました。その通りだと思いました。この2人より、野球が上手くてセンスがあった選手は沢山いました。けど、そのほとんどはもうユニフォームを脱いでます。上手いから社会人野球ではないんです。諦めずにやり続けてた人、生き残った人達なんです。今年ドラフト候補の有本が、選手たちに「ただ練習するんじゃなくて、考えてやって、上手くできなかった事をまた考えて、またやって、考えて考えて、やると野球がもっと楽しくなるよ」って言ってました。格闘家のようなプルンプルンの広背筋も全員に触らせてくれました。深く考える、オタクになる事、つまりモチベーションを内側に持った選手達を見てると幸せです。このOB達が、これからどうなるのか楽しみですねー、後輩達、負けるなよ〜!