2018.06.27スピーチ同好会
第19回岡山芸術文化賞「準グランプリ」受賞!!!
6月27日、ルネスホールで 第19回 岡山芸術文化賞 の授賞式が行われました。岡山芸術文化賞とは、芸術文化活動の業績が認められた個人・団体に贈られる賞で、本校の弁論卒業生としては、初めての受賞となります。
昨年度、出場した全ての全国大会で優勝・最優秀賞、文化庁長官賞など、トップの成績を残してくれたビラン・アンドレ君。この功績が認められ、見事「準グランプリ」を受賞することができました。表彰式では、岡山県知事をはじめ、選考委員の方々ともお話する機会があり、とても堂々と、流ちょうな日本語で話している様子を見て、弁論を始めたばかりのアンドレ君のことを思い出しました。
高校に入学したばかりの頃、片言の日本語で、なかなか自分の気持ちを日本語では伝えることができませんでした。弁論原稿を書くのも一苦労で、何度も何度も繰り返し文章を書き直しました。原稿が出来ても、思うように原稿が覚えられないばかりか、日本語の発音が難しく苦労したこともあります。ひどい時には、1日で1文(1行)しか練習できない時もありました。原稿を覚えて何とか人前で話せるようになるまで、約1年半かかりました。今は弁論で聴衆を感動させ、自分の言葉で想いを伝えることも難なくできるようになったアンドレ君ですが、あの当時は本当に苦しくて練習も辛かっただろうなと思います。今、当時の話をすると、「あのときは酷かったですよね。でも今は弁論のおかげで、人前でこんなにも話せるようになりましたよ」と目をキラキラさせながら、話してくれます。アンドレ君のように、弁論を経験して、大きく成長する姿を見るたびに、弁論を指導してきて本当に良かったなぁと思います。これからも応援しています。「準グランプリ」受賞、おめでとう。