2024.08.15硬式野球
8月6日、9日、15日と甲子園
甲子園で熱戦が続いてます。同時にこの記録的な暑さ…。7回制、朝晩の2部制、ドーム開催、時期をずらす…議論は様々。
どうなっても仕方ないのですが、今まで8月に開催されていた理由を、歴史を知るべきです。甲子園の開幕は8月6日前後。そして9日、15日と大会期間中に戦争の歴史を知る日を迎えます。戦後の飛躍的な経済復興と野球人気は比例します。戦後の野球復活には、様々なドラマがありますが、キャピー原田さんをご存知でしょうか? 日系二世のキャピーさんは、アメリカに従軍しマッカーサーの通訳などをした方。力道山や美空ひばりなどをプロモートした方。今で言う、スポーツマネジメントの
はしりです。アメリカ軍の輸送機には、食料品などはもちろん、中古野球道具も積んであったそうです。ひょっとしたら、日本人が戦争を忘れないように、8月に甲子園が開催されているのかもしれません。なぜ野球が出来るのか…平和なんです。亡くなっていった先人達は、今の日本をどう見ているのでしょう? 何でもかんでもハラスメント、コンプライアンス…。そんな社会にするために焼け野原の中を生き延びて来たのでしょうか?満州から大きな鰹節が、小指ぐらいになるまで舐めながら、生き延びてきたのでしょうか?15日に終戦と思っている日本に、17日に北方領土に侵攻してきたソ連を、すでに武装解除し帰郷しようと準備していた方々が、再び銃を手に取りました。そうやって、必死に食い止めるため亡くなった方々が、今の日本を見てどう思うのでしょうか? 平和ボケし、食べることが当たり前になり、お金や欲望の塊となっている自分自身の生き方を見つめ直す機会が甲子園かも知れません。