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2023.06.05学校行事
スクールニュース第100回 創立記念式典
6月5日(月)、第100回創立記念式典が行われました。数年ぶりに全校生徒がアリーナにて参列することができ、吹奏楽部の生演奏も披露されました。
式では学園関係物故者への黙祷の後、学園創設者の原田林市先生や二代目校長の原田雄次先生、三代目校長の原田三代治先生の遺声や生前の映像が放送されました。
その後、校長先生がおかやま山陽高校の100年の軌跡を交えながら、式辞を次のように述べられました。
本日はおかやま山陽高校の記念すべき100回目の誕生日です。本校のような私立学校が生まれる背景には、それを作ろうとした人の思いがあります。
創立者の原田林市先生が「女性が高等な教育を受ける学校が必要だ」「私立でなければできない教育を」という強い思いで、生石高等女学校を創立されました。その後二代目の原田雄次先生が学園内に山陽工業学校を立ち上げ、戦後日本の復興に貢献する人材を多く輩出されました。
三代目の原田三代治先生は、学校方針を現代に通じるよう「持ち味を生かす」と翻訳し、今から約30年前、日本の食を支える人材を育てるべく調理科を、誰もが車を持つ時代の到来に際して自動車科を作りました。その後、普通科をコースに分け、スポーツや音楽といった文化的な活動でも生徒が自らを磨くことができる環境を作りました。現在の進学コース、公務員コースもこの時に作られました。工業経営科は何度か形や名称を変えた後、現在の機械科となりました。
その後、代が変わり、高校の課程で専門学校以上の技術を学べることを目指して製菓科を、将来、美容や福祉・保育関係の職に就きたいという生徒たちのために資格専門コースを作りました。
そして100周年を機に、新たなコースが誕生しました。進学コースが「特進コース」に、普通科資格専門コースからはビューティ系が独立しました。また新たに設置された「総合進学コース」ではスポーツ進学、保育系、チャレンジ進学系に分かれて、それぞれの進路の実現を図ります。また、「ITコース」も新たに設置されました。
「井戸の水を飲む際には、井戸を掘った人の苦労を思え」という言葉があります。皆さんにもこの山陽高校を「信念のもとに作り上げ」、「それを育てた人」がいたことを知ってほしいと思います。
11月には来賓の方も来られる創立記念式典と大同窓会があります。記念すべき100周年を皆さんで盛り上げていきましょう。
校長先生の式辞の後、校歌斉唱で式典を閉じました。
伝統あるおかやま山陽高校の100歳の誕生日に立ち会えることを誇りに思い、さらなる発展を目指していきましょう。